ついに流産手術
6月1日(火)に3回目のウルトラサウンドでもう赤ちゃんは子宮に残っていないと診断。体内にまだ組織が残っていて妊娠9週目だった為、ある程度組織が大きくなっていてこのままだと感染症を起こす恐れがあるからと2日後に緊急D&C手術の予約が確定。詳しい内容は前回のブログを読んでくださいね。
流産と診断されていてお腹に赤ちゃんはもういないのは分かってるけれど、心身の疲労と仕事の忙しさで現実を受け止める時間もなく手術当日を迎えました。朝、彼に運転してもらい病院に向かっていてる途中、さすがに実感が沸いてきて涙が出てきました。
赤ちゃんを産んであげられなかった申し訳ない気持ちと悔しさがこみ上げて感情的になっちゃいました。
午前8時45分、Northwest Community HospitalのDay Surgery Center前に到着し受付に入ると、名前と生年月日を伝えチェックイン完了。
彼は、コロナのルールで館内で待つことは出来ず受付完了後、外で待つことに。
~手術日の流れ~
午前8時45分 受付
午前9時 個人部屋待合室にて【麻酔医の挨拶・執刀医Oh先生の挨拶・看護師3人からの問診・点滴開始】
午前10時15分 手術室へ 点滴の管から麻酔注入。一瞬で眠りにつく
午前11時 手術完了
午前11時過ぎ リカバリールームへ移動
午後12時 個人部屋別室に移動・彼が登場
午後12時過ぎ 摘出された細胞を見せてもらい牧師さんとお祈り。
午後12時半ごろ クリニック出発
詳しく解説
受付が終了して間もなく、個人待合室に案内され着衣を全て脱ぎ、専用の袋にいれローブに着替え。すると、ナースから手術までの流れを説明されます。
2人目のナースが訪れ問診。最後の生理開始日はいつか、最後何時に食事をとったか、最後何時に飲み物を飲んだか、最後何時に尿をしたか、常用している薬は最後何時に服用したか。
次に麻酔医が挨拶に来ました。3人目のナースが点滴を打ちに来ました。それから30分~40分ほど待たされ4人目のナースがトイレに連れて行ってくれ、手術室へ案内。
手術室に入ると、ナース2人、麻酔医、Oh先生の4人が手術室にいました。人生初めての手術なのでとても緊張し不安だったはずが手術台に乗らされた瞬間に点滴の管から注入されたようで一瞬で気を失いました。
次に目が覚めた時にはベッドがすでに動いていてリカバリールーム(安静室)に移動していました。
まだ意識がもうろうとする中、リカバリールームで30~40分安静。ここは個室ではなくカーテンで仕切られ両端には他の患者さんがいる。隣から男性の声が聞こえ、あれここ女性専用のクリニックじゃないんだ。とか考えていた。
とにかく体が寒くて2,3回温まった掛け布団に交換してもらいました。リカバリールームを出たらまたベッドで他の部屋へ移動。ビスケットと飲み物を支給される(リンゴジュース、スプライト、ジンジャーエールから選択)。私はリンゴジュースを選びました。75度くらいに傾いたベッドの上にペーパーを置かれ無造作にビスケットをばらまかれる。さすがアメリカ。。。
昨夜から何も食べていなかったのでそんなビスケットでも美味しく感じました。ぼりぼり掛け布団の上のビスケットを食べていたらカーテンの隙間から彼が登場。なんか気持ちがホッとしました。
ホッとしたのもつかの間、今度は牧師さんが現れ小さな容器に入った組織を見せてくれました。私の場合はもう赤ちゃんは子宮にいなかったのでガーゼに包まれた組織が液体の入った容器の中にありました。
これで本当に”さよなら”。ほんの9週間だったけど私たちの子供として私のお腹の中で命を宿してくれてありがとう。
一生、忘れない。忘れちゃいけない。名前も与えてあげられなくてごめんね。