在米18年の経験をもとにアメリカ旅行・生活知識を解りやすくシンプルにお届け

40代アメリカ・イリノイで体外受精~採卵・結果編~

採卵から妊娠検査までの流れ

採卵36時時間前に無事にお尻の注射が終わり、採卵前日は注射を打つ必要がなかったので体力が許す限り普通の生活をして過ごしました。

採卵日

採卵は全身麻酔で行う為、採卵後24時間の運転は避けなければなりません。ラッキーなことに採卵は日曜日だったので夫に運転してもらいました。

予約時間は午前8時45分。

家から車で40分ほどのことろに採卵・胚移植専門の施設があります。到着すると、まずは受付で手続きを済ませます。夫はコロナの予防接種を受けていないので中に入ることは出来ませんでした。

今日、私は採卵をし夫は精液のサンプルを採取します。

まず個別のリカバリールーム(静養室)に案内されます。声の感じからこの日は恐らく4.5人くらいの患者が採卵を待っていました。

 リカバリールーム             情報ペディア

着替えが用意されていて手術着に着替え完了。

まず、1人目のナースが今日の体調、血圧チェック。薬や麻酔のアレルギーなどの再確認をしてから待つこと約30分以上。この時間、緊張と何もすることがなくかなり長く感じました。

リカバリールーム    情報ペディア

しばらくするとドイチ先生と麻酔医が登場。採卵の流れを簡単に説明。約2.3分で終了。

2人目のナースが点滴をもって登場。でた!!これは流産したときにD&Cの手術時に受けた点滴を同じような感じ。

すでに脳裏にトラウマとして残っている。管を血管に入れるときが本当に痛い。

ナースが点滴には麻酔はまだ含まれていなく栄養剤だからと説明をされ、いざ注入。

”うひゃっ”と思わず口からもれてしまった。やっぱりトラウマ的に痛かったー--。

点滴をしながらまた20分ほど放置。採卵の時間は約20分くらいと聞いていたのできっと流れ作業での採卵だから順番待ちなのだろうと認識してました。

ナースが部屋に入ってきてついに私の時間がやってきたとのこと。20分とは分かっていても全身麻酔なのと卵が取れるかとうかの不安で心臓ばくばく。

採卵室は私のリカバリールームの斜め前でした。手術台にのぼり、点滴の管から麻酔を注入。意識が遠のくのを感じそのまま眠りに入りました。

あっという間に採卵は終わり採卵室で目が覚めすぐにリカバリールームに移動させられました。

しばらくするとナースが部屋に入ってきて体調確認、血圧、体温の確認。

その後、麻酔医も体調の確認来て、またしばらくするとドイチ先生が結果を報告しに登場。

「採卵できた数は1つです。採卵できないかと思っていたから1つでも採卵できたことを喜んで。あととは胚移植できるかどうかは明日連絡します。今回妊娠できる可能性は20%です。」

いやいや、普通にガッカリですよー--!!1つってこれが胚移植できる受精卵にならなかったら今回の治療はこれで終わりでしょー-。もうあとは願うしかない。。。

明日の結果を聞くまでは待ちどおしい。

受精卵結果

翌日、ナースから電話があり「受精卵育ってますよ。すごく良質です。胚移植に明後日来てください。」

おー-!!1つしか採れなかった卵が受精卵として育ってくれた。しかも良質なんて、奇跡だわ。もうこの1つにかけるしかない。

胚移植当日

気持ちをポジティブに持ち5/18(水)採卵・胚移植センターに戻りました。

胚移植は麻酔無しなので車は自分で運転していいそうですが夫が心配してくれてセンターまでの送り迎えをしてくれました。

受付を済まし、またリカバリールームに案内され待つこと約15分。体調、血圧、体温などのチェックを済ませ、ドイチ先生と培養士が登場。

本日1つの受精卵を移植します。と説明を受け、採卵室へ移動。今回は無麻酔なので意識をしっかりある為、先生の説明を受けながらモニターを通して受精卵が子宮に移植される瞬間を見せてくれました。

チャンスが体内に入る大イベント。ゴマのような点(笑)がカテーテルを通して注入されたところは感動しました。

この点が育ってくれれば妊娠なのね。この1度きりで何とか着床お願いしますー-!!

あとはここから2週間普通通りの生活をして妊娠検査日を待つのみ。

妊娠検査待ちの約2週間

普段の生活をして問題ないということだったので仕事、出張、家事を普段通りこなし、気を付けていた点は極度な運動や重たい荷物を持たない。妊娠時を同じ規制の食事をする。

私の場合はこの2週間はクリノンという膣錠を一日2回膣に入れる以外の薬の服用や注射などは何もありません。

胚移植から7-8日過ぎたくらいからPMSのような症状が起き日に日にきつくなってきました。

不安になってナースにPMSのような症状が出てきたのでもしかしたら着床しなかったかもしれない。と連絡。

PMSが酷くベッドから起き上がるのもシンドイ感じだったのでクリノン膣錠をもう辞めたくてナースに相談。クリノンを辞めるともし妊娠していない場合は2-3日で生理が来るそう。

ナースからの回答はPMSと妊娠初期は症状が似ているから妊娠検査日までクリノンを続けて待ってみて。と。

いやー--、結構PMSやばいしこの症状は以前流産したときと似たような鈍い腰や下腹部の痛み、ふくらはぎのむくみ。しかも不正出血もある。

これは妊娠・流産の経験上間違いないと思うんだけどな。でもナースの言葉に従いあと4日待つことに。

この4日間のPMSが本当にしんどかったです。生理は来たくて来たくて仕方ないのに薬で無理矢理それを止めているような感覚。生理と薬の戦い。

妊娠検査結果

5/31ついに妊娠検査日。いつものようにアーリントンハイツのクリニックに出向き血液検査とウルトラサウンド。

ナースからの結果がまた2時過ぎに電話で来るのでそれがまた待ち遠しい。。。てかもう結果は分かっているからクリノン止めて早く生理がきて楽になりたいー-。

するとクリニックからの電話が鳴り、「今回は残念でした。次回はどうします?続ける?止める?」

やっぱりー--。分かっていてもショック。。。でも落胆する時間もなく次やるかやらないか決めるんかい。。

やるしかないだろ!!成功する為に始めたんだし失敗で終わってたまるかっていう気分。

こうして1回目の体外受精は【失敗】となりました。

去年、自然妊娠できたということもあり、体外受精をすれば結構1回で成功するんじゃないかと甘くみていたら受精卵は良質だったら着床しかなったという結末。

何かいけなかったんだろうと謎ばかりだけど年齢を運かしら。しっかり現実を受け止めて2回目に挑戦します。

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