いよいよ不妊治療スタート
前回のブログで治療前の過程を紹介しました。
詳しくは下記のリンクからジャンプしてみてください。
体外受精治療までに検査
書類の提出、体外受精カウンセリング、遺伝子疾患カウンセリング、ホルモンのチェック、精液のチェック、専門医師による内服薬の診断(高血圧の薬を服用)を終え、まず行うことはクリニックにてドクターがカテーテルを膣から挿入し子宮や卵巣に問題がないかチェック。取り合えずここは合格。
夫は血液検査でホルモンに以上がないかの診断。尿検査と精液の検査は先月すでに完了していて問題なくパス。
ピル服用
そして不妊治療を始めるにあたり、まずは生理の3日目から服用するピルを処方されます。
約3週間ちょっと飲み続けドクターからの指示があったらピルを終了。
個人差はありますが平均3~4日後に生理が来るそうです。私の場合は3日後に生理が来ました。
ホルモン注射スタート
生理3日目からいよいよホルモン注射がスタート。しかも自己注射で午後4時から9時の間で時間を決めて毎日同じ時間に自分でお腹に注射するというもの。
私は仕事を終え、夕飯が終わるころの時間を予測し午後8時に決めました。
個人のホルモン数値や身体の状態によって摂取量は異なるようで2.3日に1度、クリニックに行き毎回血液検査&ウルトラサウンドでドクターが午後2時ごろ注射の量や日数を判断しメールと電話連絡がナースから来ます。
私の場合、開始3日目までは2本の注射をおへそから2cm離れた右か左に打ってと言われました。
自己注射なんて絶対無理。針を見ただけて具合が悪くなる、得体のしれない液体を身体に打ち込むなんて何が飽きるか分からないじゃん!!!って頑なに注射を拒んできましたがこんな私が毎日注射。。。しかも看護師さんが打つのでははなく夜の注射なので自分か夫が打つなんて。
っとあたふたしているうちに1回目の注射の時間を迎える。
夫と薬局のホームページで見られる注射の準備の仕方と打ち方のビデオを何度もみて、ナースからもらった注射の説明書にも目を通して下準備は完了。
まずはFollesim(フォレスティム)300IUを注射。夫も私を傷つけないようにと思うが故に手が震える。そこで私は夫を落ち着かせて1発目挿入。こちらは要冷蔵の注射なので冷蔵庫から出して5分程度で打ちまた冷蔵庫に戻す必要があります。
針は細いからチクッとする程度。薬品を注入したあとからじんわりとした痛みがあります。
そして2つ目の注射はMenopur(メノピュア)。水をシリンジで吸い取り粉に溶かす。私の場合150IUで粉1瓶が75IUなので2本の粉に混ぜ合わせ150IUを作る。
何か科学者になった気分(笑)。でもこれが自分の体内に入ると思うと恐ろしい。。。
注射器の見た目はフォレスティムのペンタイプとは異なり普通の注射。
夫に躊躇せず打ってといい夫は恐る恐るでもぶすっ!これは注入時からじわーっという痛みを感じ針を抜くときもこれまた痛い。
2つの注射を終えた後はじんわりとした痛みを30分くらい感じますがそのあとは徐々に引いてきます。
注射3日目が終わった翌日に血液検査&ウルトラサウンドでホルモンと子宮の状態をチェック。本日からフォレスティム投与が増え300IUから450IUと指示。
注射4日目~6日目でフォレスティム300IUとメノピュアIU150を投与。
7日目にクリニックで行った血液検査とウルトラサウンドの結果を聞き緊急事態に気づく。日本語なのに私とナースの会話ミスで3つ目の注射、フィレマデル(排卵抑制剤)の投与を2日間逃してしまったことが発覚。今すぐにフィレマデルを投与してと言ってました。そんな。。。仕事で夕方まで家に帰れない。仕方ないから帰宅後に打つことにしましたが、トイレに行ったらのびおり発見!これ大丈夫?排卵するんじゃない?
夫が帰宅してすぐにフィレマデルを打ってもらいました。これ、後からの痛みがじーんと1時間弱続く。
この日は無事に3本の注射を終わらせましたが、正直1回で3本を毎日はしんどい。全部お腹に打つし毎日少しづつ場所は変えるけど痛いものは痛い。この注射の痛みと今回の注射の費用と時間が無駄にならないようあとは排卵していないことを祈るのみ。
治療9日目(注射9日目)にクリニックにて血液検査、ウルトラサウンドをしてウルトラサウンドでは卵胞が見えたのでナースは排卵はしていないようだと言っていましたが、血液検査の結果の電話で問題勃発。卵のホルモンレベルが下がっているとのこと。卵胞は5個くらい見えていたのに卵は今の時点で1-2個くらいしか残っていないようなホルモン数値。このまま下がったらちょっと危ない。ってことで翌日緊急でクリニックに行って検査をすることに。
この日は不安でなかなか眠れませんでした。のびおりのことは恐ろしくてナースに伝えず、いつものように検査を受けて仕事に戻り、ナースからの検査結果を首を長くしながら待ってました。
いつものように午後2時ごろ電話が鳴り、ホルモンレベルが戻りました。と伝えられガッツポーズ!!よっしゃ、とりあえずクリア。のびおりのことはまだ気になりますが伝えて治療が中断なんてことになったらと思うと怖くて伝えられないまま。
11日目、翌日にまたクリニックに戻りナースのウルトラサウンドでの診断では新しい卵胞も見つかり合計7個の卵胞が見つかりました。これを育てたいから恐らく採卵はあと4-5日後になると予測。
採卵前最後の注射・ホルモン注射
ところが、午後の検査結果の連絡と同時に今すぐに、3本の注射を打ってよ。またまた急すぎる。どうしても仕事から夕方まで帰れない旨伝えたら、帰宅後でいいからすぐ打って、午後10時半にHCGのホルモン注射をおしりに打ってと指示。採卵が明後日に決まった。
ほんと心の準備も出来ないくらい急だな!でもホルモンや卵胞の成長のタイミングが大事なんでしょうね。
帰宅後すぐに3本の注射を打ち、痛がってられないうちにお尻の注射の勉強。おしりは大切な神経が通っているのとお腹の皮下注射をは異なり筋肉注射なのでかなり痛みを感じるらしい。
もちろん、夫はびびってます。さすがに私もビビるけどもう後には引けない。午後10時半になり、思いっきりブスっとお願いしました。
かなり気合を入れてお尻を投げ出しましたがほぼ痛みを感じず終わり後からも何も感じませんでした。
これまたこれで不安すぎる。痛いはずなのに。。。感じない。。。間違えたところに打たれたかとちょっと疑いもしました。がこれもまた合っていることは祈ることしかできず採卵手術の日を待つのみ。
運よく、採卵は日曜日の朝になりました。
治療スケジュール
以下は治療が始まってから肺移植までのスケジュール。注射から採卵までは約2週間でした。
5/3 注射1日目 ① Follestim 300 ②Menopur 150 クリニックにて血液検査&ウルトラサウンド | ||
5/4 注射2日目 ① Follestim 300 ②Menopur 150 | ||
5/5 注射3日目 ① Follestim 300 ②Menopur 150 | ||
5/6 注射4日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 クリニックにて血液検査&ウルトラサウンド | ||
5/7 注射5日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 | ||
5/8 注射6日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 | ||
5/9 注射7日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 ③Feremadel クリニックにて血液検査&ウルトラサウンド | ||
5/10 注射8日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 ③Feremadel | ||
5/11 注射9日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 ③Feremadel クリニックにて血液検査&ウルトラサウンド | ||
5/12 注射10日目 ① Follestim 450 ②Menopur 150 ③Feremadel クリニックにて血液検査&ウルトラサウンド | ||
5/13 注射11日目 (注射最終日) ① Follestim 450 ②Menopur 150 ③Feremadel クリニックにて血液検査&ウルトラサウンド ④HCG注射 | ||
5/14 採卵前日 抗生物質(ドキシサイクリン)1錠服用 午前0時以降絶飲絶食 | ||
5/15 採卵当日 到着前に痛み止め1錠服用(トラマドール) | ||
5/16 採卵1日後 培養室から電話連絡 抗生物質(ドキシサイクリン)1日2回服用、ステロイド(メシルプレドニゾロン)1日4回服用、クリノンを1日2回膣に投与 | ||
5/17 採卵後2日後 抗生物質(ドキシサイクリン)1日2回服用、ステロイド(メシルプレドニゾロン)1日4回服用、クリノンを1日2回膣に投与 | ||
5/18 胚移植当日 プロメトリウムのカプセルを膣に投入してから胚移植施設に向かう |
今回初めて不妊治療をやってみましたが、私みたいに外営業だと体力的に厳しい部分はありますが、気分は紛れてあっという間に採卵日を迎える感覚でした。ただ、注射の副作用か運転中の眠気と疲労をとても感じ午後8時に注射を終え、9時過ぎには眠につく毎日が続きました。
治療を開始してから注射から解放されたのは採卵前日のみ。この日は抗生物質を1錠服用するだけであとは午前12時から絶飲食。
今回は注射から採卵前日までを体験をシェアしましたので採卵に関しては次のブログで。