5回失敗から今に至るまでの近況報告
前回の投稿から本当にいろんなことがあってだいぶ時間が空いてしまいました。
やっと少し落ち着いたので現在に至るまで何があったのか投稿しますね。
5回ダメでもやっぱりまだ諦められず、次こそは成功できると自分に言い聞かせてアメリカ・イリノイ州では年に4回健康保険がカバーされることを利用して2023年内あと3回まで挑戦できるという覚悟で前向きに治療に励みました。
しかし、6回目、7回目とも採卵は出来たものの受精卵が育ったのはたった1個。
ずっと言われ続けてきたことは「たった1個ではなく1個で充分。卵子は量より質。」でもやっぱり私の個人的考えからすると確率的に不安しかない。
1個採れたものが受精卵になって着床する確率と、6個以上取れて着床まで確率とじゃ全然違う気がする。
6.7回目の結果
結果から言うと着床せず失敗に終わりました。
あっという間にあと1回しか残されていない保険適用回数。もうプレッシャーでしかない。
この1回を年末までのいつ使うかとても悩みました。
43歳という年齢は休むこともリスクになる、つまり休んでるうちにも日に日に歳を取り、卵子も少なくなることは承知していました。でも何かに取りつかれたようにがむしゃらに治療に励んでいたのでメンタルを考えてもお休みが必要でした。
やっぱり仕事と治療の両立厳しいな。でも治療にはお金がかかるからどうにか両立させるしかないのです。
今までの6.7回目はとても焦りもあってすがれるものにはすがる気持ちで不妊に効くという話を聞けばすぐにいろいろ試しました。不妊治療の鍼、漢方、食事、サプリメント、メキシコ不妊整体などお金がかかっても可能性があがるのであれば何でもやってみたいという気持ちでした。
がお金と時間をかけたものの結果は変わらずでした。
もちろん個人差があるので結果が出る人もいるかと思いますが私の場合は採卵数すら増えず、逆に減少してしまいました。
原因は単に年齢とともに卵子の量、質がさがっているからです。
ということで心身ともにリフレッシュさせる為、6月~9月まで身体を休ませて10月に最後の1回に挑戦しようと決意しました。
休みの期間中は仕事に励んだり、日本に一時帰国したりしてリラックスしました。
その間、自然妊娠なんてしたりして。。。とちょっぴり期待してしまいましたが、そうはうまくいかないものですね。
9月後半、気分転換も出来たので最後の1回にかけてみる気持ちでわくわくしながらクリニックに連絡。
8回目の体外受精治療開始前に大事件!?
だいぶ気持ちも落ち着いて予約の電話をする為、クリニックに電話をしてみたら留守番電話になってしまいました。
平日なので忙しいのかなと思い、取り合えず留守電残し折り返しを待ちました。
数日しても連絡がなく、不思議に思いメールで連絡。
1日待っても連絡が無く常勤ナースは1名のみなので、ひょっとして私がお休みしている間に何かあって退職してしまったのかと不安になりました。
更に翌日、クリニックから電話がありナースのYasukoさんの声でした。ホッと一安心したのもつかの間、今体外受精の治療はお休み中だということを知らされました。
理由と聞いてみると、なんと先生が治療中の事故で負傷してしまい、治療が当分できないらしい。
いつ復帰できるかもさだかではなく早くても2024年1月以降になるそう。
先生は採卵中、麻酔で眠っている女性を持ち上げる際、手を痛めてしまい神経までダメージがあったようです。不妊治療は採卵したり胚移植したしと細かい技術が必要とされるので手の負傷は致命的。
リハビリをしてどれだけ早く回復するか次第で次の体外受精ができるかどうか。
先生、大丈夫かな。。。手も心配だけど急な事故で待っている患者さんの採卵や移植もキャンセルせざるを得ないだろうし精神的にもかなり参っているんじゃないかな。
ナースの話だと人工授精は継続できるという話。まず人工授精の経験がなく、私の場合、そもそも人工授精での成功の可能性が低いから顕微授精からのスタートだったので、いまさら人工授精をトライっていうのは年齢的にも過去の結果的にも時間が勿体ないと感じました。
私はあと1回保険適用の体外受精が残っている為、どうにか2023年中にあと1回、体外受精を行うことを希望していたところにとんだハプニング。
この最後の一回にかけてるかけてるのにどうしよう。
後日クリニックから連絡があり、代わりの先生を探しているので早ければ年始に体外受精ができる可能性があるとのことでしたが100%高技術の先生が見つかる保証なんてないし、それじゃ年内最後の挑戦ができない。
もう10月になってしまうので考えている時間なんてない。
今まで、1つのクリニックに頼りきって他のクリニックを探すのが面倒でしたが、こんな状況になると先に進むには転院しかないと思いました。
考えてみれば今のクリニックで7回もトライしたんだ。このハプニングは私にとっては転機の訪れを意味し、転院のいいきっかけをもらったと思うようにしました。